嵐のアルバム2011~2017の話

こんにちは。

 

Twitterでしていた嵐の2011-2017アルバムの話をします。

Twitterの呟きまとめプラスアルファみたいな感じなので、言ってることは大きく変わりません。

 

 

 

では1つずつ解体します。

 

2011年「Beautiful World」

震災後初のアルバム。嵐は幸か不幸か「震災」によって「国民的アイドル」の荷をより背負わされるようになったと考えています。それは5年後の2016年の熊本地震の時にも現れているし、口蹄疫や他の災害時にも応援CMが作られていたりしています。

その最初が明確になるのがこの年。

ワクワク学校も始まりました。

だからこれまでのアルバムよりもテーマが具体的というか、すこし重みのあるテーマだったのかなと思います。個人的には楽曲からあんまり「Beautiful World」感はない気がするんだけど。

でもリード曲の「まだ見ぬ世界へ」はこの立ち位置になってもまだ「その先」を見据えている挑戦を示してるんだなとは思う。でも同じ尖ってる系統の「Remarkable」とはまた違うんだよね。分かれ。

 

 2012年「Popcorn

前年と比べたら急にテーマが抽象的かつ明るくなった。「Beautiful World」といっても、どうしてもツアーのカラーが紺色だったせいで暗い印象があるんですけど、それを忘れたかのようなポップ。「ポップ」から「popcorn」なのか、はたまた逆なのかはニワトリとタマゴ問題ですので知りません。(どっかで言及してるとは思うけど手元に資料がないのでわかりません、あしからず)

 

2013年「LOVE」

個人的に一番納得いかなかったアルバムです。テーマは明確かつ壮大。だけどそれ故に嵐がうまく調理できてない感じがあるし、それをファンは受け止めきれなかったところもあると思う。あと、やりたいこととやらなきゃならないことが噛み合ってなかったのかなとも思う。知ってる嵐ファンで降りていったのは、だいたいこの2013〜14に多くて、「LOVE」は好きじゃないという人が多いです(筆者調べ)。LOVEが好きな人よごめんなさい。あとね、このアルバムあんまり音が良くないと思うんですよ。基本パソコンで取り込んで、音楽プレーヤーに落として聞くんですが、それでも他と比べて音が小さいのと音質がよくないイメージ……。なので個人的に評価が低いアルバムです……。だからこそ、ここを乗り切ったor乗り切れなかったでファンの断絶があったと思う。そういう点では、ポイントの一つだと思ってます。

 

2014年「THE DIGITALIAN

個人的にやっと嵐がエレクトロしたと思った待望のアルバム。蓋開けたら思ったよりエレクトロしてなかったけど。前作に続いてこれも好みが分かれると思う。エレクトロとかデジタル系が好みじゃないと、2年連続でアルバムが微妙という残念なことになるので、そりゃ去って行くファンもいて当然だなと思う。

ただしそういうアルバムを2年続けて出して来たのは強気の姿勢の表れでいいと思うんすよ。結果として。長い目で見るか短い目で見るか……。

 

2015年「Japonism」

テーマは「日本」。あれまた国を背負い始めたな。でも今回はうまーく調理したと思いますよ。そして「日本よいとこ〜」のカバーと、コンサートでの過去のジャニーズが行って来た演出の使用。私がコンサートに入ったのもあり、どうしてもJaponismはコンサートまで含めて考えてしまいますが、ジャニーズの歴史を分かりやすく取り入れたなと思いました。テーマシリーズはここで一区切りを迎えると考えているのですが、その最後にこれを持って来たのは意図的なんじゃないかな……と思いつつ。5年連続でテーマがはっきりしたものをやったからこそ、次で弾けたんじゃなかろうか。

 

2016年「Are You Happy?」

ポップコーン以来4年ぶりの抽象的なテーマ。直訳すると「幸せですか?」高校までの英語しか記憶がないのでこういう訳しかできない。なんか統一感があるようでなかったような、想像する「嵐」を体現したアルバムだったのかなと思います。良くも悪くも力が抜けて、純粋に楽しいというか。

 

2017年「「untitled」」

初めてタイトル見た時、どこまでかっこがつくのか戸惑った記憶がある。前のアルバムで世の中が想像する「嵐」を表現したとするなら、今作は嵐がやりたい・見せたい「嵐」を追及したんじゃないかなあと思います。そういう点でもしかしたらLOVEとかに通ずるところがあるのかもしれない、と勝手に思っている。LOVEもきっとあの頃やりたかったことを前面にしてて、ああなった。でも今回も同じで、やりたかったことを表にした。そしたら前よりもうまくいったのかなって。そのやりたいことと、ファンのみたいものがうまくひとまとまりにできたのが「「untitled」」だと思っています。

 

 

 

以上、私がリアルタイムで追いかけ始めた2011年からのアルバムの話をしました。正確に言えば2009年の夏ごろから追いかけてはいるので、2010年の「僕と見ている風景」もリアルタイムなんですが、今回の話の流れだとまとまりが悪いので外しました。

結果として「国民的アイドル」になったが故の影響がアルバムに良くも悪くも表れていたよって話です。そういう話をしているはずなんですが、そういう話になってなかったらすみません。Twitterのまとめと考えていただければ。想像・妄想と言われればそれまでなので、そういうものだと思ってください。

 

では。